2012.09.15更新

「辛」(つらい)に「一」(いち)を足すと「幸」という字になります。

辛くても、あと一歩、もう一歩と前に進もうという気持ちが幸せを呼び込みます。

漢字にはもともとの成り立ちや由来がありますが、このように「因数分解」して解釈するとまた違ったメッセージが見えてきます。

コピーライターのひすいこうたろうさんにとって「漢字は感字」だそうで、著書『漢字幸せ読本』ではユニークな視点から独自に解析した漢字の意味を紹介しています。

たとえば、「大丈夫」の3文字にはすべて「人」という字が入っています。

あなたに何かあったとき、周りの人はあなたを支えてくれます。

どんなときにもあなたには3人の味方がいるのです。

または、「幸」を縦に読むと「+-=-+」(プラス・マイナス・イコール・マイナス・プラス)。

物事はすべてプラス・マイナスの中立で、あとはその人がどう見るかだけ。

それが「幸せ」の本質です。なかなかうまいことを言うと思いませんか。

さて、「働く」ということを漢字の因数分解で考えてみましょう。

「人」が「動く」と書いて「働」。しかし、やみくもに動けばいいわけではありません。

「働く」=「はたらく」=「端」(はた)が「楽」(らく)。

つまり、端が楽になるような動きをしたときに「働いた」と言えるようです。

さらには「端」が「楽」しくなるように動いたら、自分も同じように楽しくなります。

今の自分の行動は周囲の手助けになっているだろうか。

今やっていることで周りが楽しくなるだろうか。

このように、常に「端」が「楽」の発想を持って動いていたら、きっと商売は上向いていくことでしょう。

「人間というものは、気分が大事です。気分がくさっていると、立派な知恵才覚を持っている人でも、それを十分に生かせません。

しかし気分が非常にいいと、今まで気づかなかったことも考えつき、だんだん活動が増してきます」。

これは松下幸之助さんの言葉です。

「周りを楽しませ自分も楽しむ」、いついかなるときでもそんな好循環の商売をしていきたいですね。

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投稿者: 伯税務会計事務所

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