政府が推進する働き方改革により、全ての企業で残業時間を減らし従業員の有給休暇の取得を促進することとなりました。
しかし同時に企業の利益のために、さまざまな方法により今まで以上に労働の効率化を図っていく必要があります。
昨今、IT技術の目覚ましい発展によってあらゆる場面で便利になってきました。
これは日々の会計業務においても同じことが言えます。
例えば、全国を飛び回っている営業マンがいるとします。
一般的な場合、事前に経費を仮払いして出張に出掛けるでしょう。
そして、それにかかった接待交際費や旅費交通費などは出張から帰った際に、担当部署に領収書の原本を提出して仮払いの精算をしていると思います。
ところが2016年の電子帳簿保存法の改正で、スマートフォン専用アプリで撮影したデータも帳簿として認められるようになりました。
それにより最近ではスマートフォンで読み取った領収書を自動で会社に転送して経費が精算できるようなシステムまで登場しました。
その他に交通系ICカードの利用履歴で交通費の精算ができるようなものもあります。
これらを活用することで従来の紙の領収書の保存をする必要がなくなったり、煩わしい経費の精算から解放されるようにもなります。
今後は減少する労働力を身近なツールを使って補っていく時代かもしれませんね。