「脱サラして個人で事業を始めようと考えています。その際、資金を調達する先としてはどこが理想的なのでしょうか」という質問がありました。
開業資金を調達する場合、一般的には親族から借りたり、銀行から融資を受けるケースが多いと思います。
友人などから借りるという方法もありますが、お金のトラブルは後々、大変なことになるためできるだけ避けたほうがよいでしょう。
そこで、親族からお金を借りる場合は税務上、気を付けなければならない点がいくつかあります。
例えば、きちんと契約書を作成して毎月、通常の金利で利息や元本の返済を行っていても、生計を共にしている親族への利息は必要経費とはなりません。
また契約書を作成せずに返済もしていない状況であれば、借りたお金は「贈与ではないか」と税務署から指摘を受ける可能性もあります。
そうならないためにも、親族から借りる場合であってもきちんと契約書を作成し、その契約書に則って返済しましょう。
とはいえ、長い時間をかけて商売をしていくわけですから、やはり銀行との関係は大切になります。
実績と信用を作って将来のチャンスやピンチのときにも融資が受けられるように、早いうちから銀行とのパイプを作っておいたほうがよいかもしれませんね。
新たな人生のスタートでつまづかないように気を付けましょう!