2023年度に国税庁が公表した滞納状況では、消費税の新規滞納発生が前年度比20.7%増と大きく増加しました。
全体の滞納残高については4年連続で増加しており、2024年3月末時点で前年度比3.7%増の9276億円となっています。
税金は納付期限に遅れると日数に応じて延滞税が課されます。
原則として法定納期限の翌日から完納する日が、2カ月以内については年「7.3%」と「延滞税特例基準割合+1%」のいずれか低い方、それ以降の部分については年「14.6%」と「延滞税特例基準割合+7.3%」のいずれか低い方の税率で課税されます。
また状況によっては過少申告加算税、無申告加算税、重加算税といった税金が発生します。
過少申告加算税は、税務署の調査を受けた後で修正申告をした場合などに課され、無申告加算税は、正当な理由なく期限後申告をした場合などに課されます。
重加算税は、売り上げの除外や架空経費の計上など、意図的に事実を隠ぺいまたは仮装して申告した場合に課されます。