【奈良と鹿で商売繁盛!?】
2023.12.15更新
イギリスのことわざに「馬を水辺に連れて行けても水を飲ませることはできない」があります。
他人に対してチャンスを与えることはできても、それを実行するかどうかは本人のやる気次第という意味です。
しかしやる気を高めることは、不可能ではありません。
例えば、社員にかける言葉を変えるだけで驚くほど効果が上がることもあります。
その言葉とは「なら」と「しか」。
この仕事は○○さん「なら」できる。この仕事は○○さん「しか」できない。
この2つの言葉は相手に信頼感や期待感を与えます。
言われた人は「自分の能力や責任を認められた」と感じて、やりがいや自信を持ちます。
また自分だけができる仕事だと思えば、他人に負けたくないという競争心も芽生えます。
これらの感情は、やる気を高める強力なモチベーターとなるでしょう。
社員に対して「なら」と「しか」を徹底して使うようにした結果、みるみる業績が回復したというウソのような本当の話があります。
ほかにも「△△といえば○○さん」も人を動かす強力な言葉です。
これは相手の専門性や独自性を認めたことになり、言われた人は「自分の特徴や強みをいかせる」と感じて、仕事に情熱や創造性を持つことでしょう。
このように言葉を変えるだけで人をやる気にさせることができるのです。お金も時間もかかりません。
ただし相手をよく観察する必要があります。社員の良いところをノートに記している経営者を知っていますが、それには1人につき20個以上の長所や強み、得意なことが書かれていました。
彼の会社は業績も人材もトップクラス。人をやる気にさせる名人というわけですね。
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