2025.04.01更新

 2024年3月に日本銀行は、17年ぶりにマイナス金利政策を解除しました。

 また2025年1月には、政策金利の引き上げが決定しました。

 これにより私たちの預金の利子も、少しずつ増えていく可能性があります。

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この利子にも税金がかかります。

 税率は20.315%で、その内訳は所得税が15%、復興特別所得税が0.315%、住民税が5%です。

 例えば1000円の利子があった場合、203円が税金として差し引かれ、797円が実際に受け取る金額になります。

 この仕組みを「源泉徴収」といいます。銀行が自動的に税金を計算して国に納めるため、私たちが自ら税金を計算したり確定申告などをする必要のない便利な仕組みです。

 会社員の給料から差し引かれる税金も同様です。

 預金通帳には税引き後の金額のみが記載されているので、気づかない人も多いようです。

 これは国が効率よく税金を徴収できる仕組みで今後、預金の利子が増えれば、国の税収も増えていくことでしょう。

投稿者: 伯税務会計事務所

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