【「集中ワード」で流れに乗る】
2016.03.15更新
最近、時間を忘れてまで何かに没頭したことがあるでしょうか。
そこで今回は仕事に集中するためのヒントです。
時間の感覚がなくなるほどある行為に没頭した状態を「フロー状態(flow=流れる)」と呼ぶそうです。
つまり流れに乗っている状態のことです。
スポーツ選手がよく「無心で集中できました」と言ったりしますが、フロー状態では常に高い集中力を発揮できるので、パフォーマンスが向上して良い結果が出せるのでしょう。
さらに没頭しているフロー状態から一時的に起こる極限の集中状態を「ゾーン」と呼ぶそうです。
動いている相手やボールが止まって見えたり、視覚や聴覚が非常に鋭くなったりするのは、「ゾーンに入った」ということです。
一流のスポーツ選手は自分でその状態を作り出せるので、ある程度意識的にゾーンに入ることができるといわれています。
ゾーンを作り出す方法は人によりますが、ラグビーの五郎丸選手の「ルーティン」は、まさにゾーンに入るための集中の儀式でしょう。
以前は「フロー状態」も「ゾーン」も才能のひとつだと考えられていました。
しかし、さまざまな分野で集中力とパフォーマンス向上の検証がなされ、現在ではトレーニングや工夫次第である程度、集中力をコントロールできるとされています。
一流アスリートのようにはいかなくても、集中力を高めるちょっとしたコツを覚えておいて、仕事がはかどらないときに試してみてはいかがでしょう。
おすすめは「集中ワード」。
集中ワードとは自分のやる気を高める言葉です。
あらかじめ紙に集中ワードを書いておき、集中力が落ちてきたらそれを見ます。
「達成したらおいしいものを食べに行く」などの自分へのごほうびや、「がんばれ!」「絶対達成!」「俺ならできる!」といった自分への励ましは想像以上にやる気を刺激するそうです。
ちなみに印刷された文字より、自分の手書き文字を見たほうが脳は反応しやすいとか。商売の流れに乗るために今すぐ始められる方法ですね。
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