【世間は何を見ているか?】
2024.06.13更新
会社の衰退の要因は色々ありますが、その中でも「社員の姿勢」は重要な役割を果たします。
特に「素直さ」や「誠実さ」に欠ける姿勢は結果的に顧客軽視となり、会社の命運を左右することがあります。
素直さとは、新しい知識や技術を学び、自己改善を図る基盤です。
素直でない社員は批判を受け入れられず、成長の機会を逃します。
これは組織全体の進歩を妨げる要因となり得ます。
誠実さは、信頼関係の構築に不可欠です。誠実でない社員は、同僚や顧客との信頼を築くことができず、結果としてチームワークや顧客満足度の低下を招きます。
ここまで読んで、特定の社員の顔が浮かんだ人もいるかもしれません。「だからあいつは顧客のウケが悪いし、そのせいで会社の評判が下がっている」といった感じでしょうか。
けれど周囲や世間の人は、あなたと違った見方をしているかもしれません。すなわち、社員の姿勢は経営者の姿勢。一番見られているのは経営者自身というわけです。
では、経営者にとっての素直さ、誠実さとは何でしょうか。
まず素直さは、自分の意見や考えに固執せず、他者の意見や新しい情報を受け入れる柔軟性だと思います。
こうした姿勢の経営者は、常に学び、自己改善に励み、組織の成長に貢献しているのではないでしょうか。
次に誠実さは、言動が一致して、正直で公正な行動を取ることだと思います。
誠実な経営者は、社員のみならず、顧客やビジネスパートナーとも三方よしの関係を築いているように思います。
キャリアが長くなればなるほど失われがちな素直さ、誠実さですが「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」の姿勢でありたいものですね。
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