【新紙幣の発行と税金の関係】
2024.10.01更新
20年ぶりに新紙幣が発行されました。その目的のひとつに紙幣の偽造防止があります。
今回も3Dホログラムなど、最新の技術が使用されています。また別の目的としては「タンス預金のあぶり出し」が考えられます。
旧札の流通が少なくなると、タンス預金を新札に交換したくなるのが心情です。
しかし多額のお金を金融機関で交換すると、そこに記録が残って税務署などに財産が把握されることにもなります。
また国税庁では「国税総合管理(KSK)システム」を使って、全国の国税局と税務署をネットワークで結び、情報を一元管理しています。
例えば、ある家族に相続が発生した場合、被相続人(亡くなった人)の生前の収入からすると、3億円ほどの財産があってしかるべきだとKSKシステムが予想したのに対し、申告書には1億円と記載されていたとします。
被相続人が生前に使ったのか、またはタンス預金などで2億円ほど隠し持っているのか。
それを確かめるために税務調査官が真実を追求する流れとなります。
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