2015.01.15更新
新年にあたり今年の目標を立てた方も多いでしょう。ぜひともその目標を達成するために、「一行三昧(いちぎょうざんまい)」の気持ちで取り組んでいきたいものですね。
「これ」と決めたら心をひとつにして邁進することを「一行三昧」といいます。そこで、一行三昧がどのようなことかを物語る興味深い逸話をご紹介しましょう。
古代中国・漢の李将軍は勇猛な武人で知られた人物であり、特に弓術では天下無敵と称えられていました。
ある日、猟に出かけた将軍は一匹の大きな虎に出会います。大虎は将軍から遠く離れた場所にうずくまっていました。将軍はすぐさま矢を構え力の限り弦を引き、虎に向かって放ちました。
矢は見事に獲物をとらえ虎の体に矢が立ちました。「これはしめた!」と将軍は勢い込んで虎のそばへ走り寄りますが、虎だと思っていたのは実は虎の形をした大きな岩だったのです。岩に矢が立つなど古今東西聞いたこともない。
将軍は得意になり、もう一度やって見せようとばかりに再び矢を射りますが、何度やっても二度と岩に矢が立つことはありませんでした。
最初に「虎だ」と思ったときは、虎を射止めようとする一念以外、ほかには何もなかった将軍は、まさに「一行三昧」だったのです。ところが、岩に矢が立ったと知った後では、「俺の弓術はさすがだろう。どうだ見ておれ」という雑念が邪魔をして、一行三昧になりきれなかったのです。
茶人の千利休は茶の湯の極意を、「火をおこし、湯を沸かし、茶を喫(きっ)するまでのことなり、他事ある可(べ)からず」と述べたそうです。
様々な作法や決まり事がある茶の湯の世界にあって、なおそのことにしばられず淡々と茶をたしなむ。まさに一行三昧の極みです。
言うは易く行うは難しではありますが、素直な心で日常生活に向き合うことも一行三昧だそうです。時に弱い心に負けてしまったとしても、何度でも奮起して前を向き専心していきましょう!
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.12.15更新
年の瀬には新年に向けて「新品」を揃えたくなるものです。
そんな心理を知ってか知らでか、この時期になると風水で金運がアップするという「黄色い財布」の広告をよく見かけます。
もちろん黄色い財布にかえただけでお金が貯まるわけはなく、大前提として「基本」というものがあります。
例えば風水では、「水まわりをきれいにして風通しをよくしましょう」などといわれますが、ふだんの環境を整えることで「良い気」を呼び込み、結果として金運がアップしたり運気が良くなったりすると考えるのが自然でしょう。
商売をやっている人の中には縁起や験(げん)を気にする人が少なくないようです。
昔から言い伝えられてきたことは、言わば先人の知恵のようなもの。特に年末年始のような大きな区切りのタイミングには、襟を正す意味も込めて縁起や験をかついでおくと何かご利益に授かれるような気もします。
しかしながら「黄色い財布」の効果と同じく、いちばん大事なのは「ふだんの心がけ」であることはいうまでもないでしょう。
人生の処世哲学書として三百年以上も読み継がれてきた『菜根譚(さいこんたん)』の前集16項「四つの戒め」に、「利益は人より先に飛びつくな。善行は人に遅れをとるな。報酬は限度を超えてむさぼるな。修養はできるかぎりの努力を怠るな。」とあります。
強調より協調を、競争より協奏を。日頃からそんな心持ちで仕事をしていれば、商売の神様も喜んで味方してくれるというものでしょう。
ところで、「金運アップの財布なんて子ども騙しを誰が買うのかと思っていたら、夫のお財布がいつの間にか黄色にかわっていた」と笑うのはある社長の奥様。
「財布より妻を大事にしたほうがいいことあるよ」と手厳しいご意見ですが、確かにどんな縁起をかついだところで、ふだんから自分を気遣ってくれる人をないがしろにするようでは商売がうまくいくとは思えません。
慌ただしい年末年始ですが、どうか「ふだん」を大事にお過ごしください。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.11.15更新
人は何のために働くのか――。
内閣府の調査でも民間のアンケートでも、半数以上の人たちが「働く目的はお金(収入)を得るため」と答えています。
実際、お金を稼がなければ生活できないので当然の答えではありますが、経営者にとって従業員の仕事に対する意欲やモチベーションは気になるところでしょう。
人は本当にお金のためだけに頑張れるのか。今から80年ほど前に行われたある実験にひとつのヒントがありそうです。有名な「ホーソン工場実験」です。
実験では継電器の組み立て作業を行う6人のチームを作り、「賃金」「休憩時間」「軽食(おやつ)」などいくつかの条件を変えながら作業効率がどう変化するのか観察していきました。
賃金を上げる、休憩時間を増やす、休憩時間におやつを出す、これらの条件下では実験が進むにつれてチームの作業効率はアップしていきました。
こうした中、今度はすべての条件を元に戻してみたのです。賃金の額も休憩時間も元通り。軽食サービスは廃止。さて、チームの作業効率はどう変化したでしょうか。
意外なことに、労働条件をすべてリセットしたにもかかわらず作業効率は上がり続けました。つまり作業効率が上がった直接の原因は、賃金に代表される物理的な「労働条件」ではなく「人間関係」である。
これが実験から導き出された仮説でした。労働条件の変化によってチーム全体の雰囲気がよくなり、そこにチームワークが生まれたことで生産性が向上したというわけです。
人は一般的に、自分に関心や期待を寄せてくれる相手の気持ちに応えようとする傾向があります。
「大変な仕事だけどこのチームでならやっていける」「このリーダーのもとでなら頑張れる」という個人的な感情が、働く意欲やモチベーションの多くを占めているとするなら、「社長のためにひと肌脱ぐか」という社長ファンになってもらうことが究極のチームワークでありリーダーシップなのかもしれません。
リーダーたるもの「魅力的な人」であり続けたいものですね。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.10.15更新
商売がうまくいっているケースを見ると、結局は社長の人柄がものをいうのだろうと考えさせられることが多々あります。
「100万分の1グラム」という世界最小の歯車を生み出して、一躍脚光を浴びた樹研工業の松 浦元男社長は、地元の暴走族などを社員として受け入れてきたことでも知られています。
創業以来、人の採用は先着順。学歴も国籍も性別も問わず、履歴書も見なければ面接も試験もなし。「誰もが無限の可能性を秘めた存在」が松浦社長のモットーで、その背景には「人は本来"善い生き物"」という前向きな姿勢で人を信用しようとする気持ちがあるようです。
成果主義や合理主義とは正反対の松浦流経営手法を、「そんな精神論は聞き飽きた」と思う方もいるかもしれません。松浦社長自身も最初は「こいつらで大丈夫か?」と疑心暗鬼だったそうです。
しかし、入社したばかりの社員には工場で徹底的に基本を叩き込み、世界に通用する技術者に育て上げる仕組みを整え、何年もかけて人材を育成した結果が「世界最小の歯車」につながりました。
前向きな姿勢で人を信じる気持ちがあれば社員は期待以上の成果を出す。この信念は、そのまま松浦社長の人柄に通じているといえるでしょう。リーダー(君子)の資質について多くの言葉を残している孔子は、『論語』の中で「君子に九思あり」と説いています。
孔子自身が立派なリーダーでありながらも、常にこの「九思」をもって自らを磨いていたのです。
1.物事の本質を明確に見ること
2.人の話はちゃんと聞くこと
3.穏やかな表情を保つこと
4.謙虚にふるまうこと
5.言行一致で誠実に話すこと
6.仕事は慎重かつ尊敬の念を持って行うこと
7.疑問があったら質問すること
8.怒るときはしこりが残らぬようにすること
9.うまい話にはのらぬこと
社長の人柄は多かれ少なかれ商売に影響を与えるようです。だとすれば、九思の実践は容易ではありませんが、自分を成長させる糧として、ひいては商売を成功させる策のひとつとして先人の教えを心に刻んでおきたいものです。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.09.15更新
ある社長が、ひょんなことからまったく異業種である親友のマッサージ店を手伝うことになったそうです。
成り行き上なんとなく始めたことですが、気がつけばマネージャーとして約10人の社員をとりまとめ、ゴチャゴチャだった経営方針を整理して、会社の方向性の舵取りをして、今では本業よりマネージャー業の方が忙しいくらいだとまんざらでもないようです。
社長は、まったく畑違いの分野にいきなり飛び込んで成果を上げた理由を、「専門家になろうとしなかったから」だと自己分析したそうです。社長にマッサージの専門知識があれば何かとスムーズだったかもしれません。実際、「何も知らない素人に言われたくない」という雰囲気を感じたこともあったそうです。
しかし、社長は積極的に勉強しようとはしませんでした。むしろ、社内改革には自分の素人目線が武器になると踏んでいたようです。
長らく同じ業界にいると、その業界の常識が世間の常識だと思い込んでしまいがちです。
無意識のうちに業界の固定観念が物事の判断基準になっているので、外からの意見に対しては「○○なはずだ」「○○するべきだ」と聞き入れようとしない。つまり、専門家になればなるほど視野が狭くなるという皮肉が起こり得るのです。
専門家とは「できない理由」を探す人かもしれない。
そう感じていた社長はあえてマッサージ業界から少し距離を置き、素人目線をなくさないようにしたと言います。そのため時には突拍子のない意見も出しますが、業界に染まっていないからこそのお客様目線のアイデアはその何倍もあるそうです。
専門家として高度な知識や技術を役立てるのは素晴らしいことですが、残念ながら「井の中の蛙」になってしまった専門家も少なくありません。
専門家になっても「できない理由」を探し始めることにならないよう、お客様目線を忘れずにまずはやってみようとする「素人のチャレンジ精神」を大事にしながら商売をしていきたいものですね。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.08.15更新
経済は感情で動くといわれます。また、世界情勢も感情で動くといわれます。なぜなら人が感情で動くからです。
商売にもやはり感情が入り込みます。例えば同じ失敗をしても許される人と責められる人がいるのは、受け取る側の「好き嫌い」や「たまたまの気分」によるところも大きいでしょう。
取引相手の気分によって商売に不利益がもたらされるのは残念な話ですが、あなたの感情も商売相手に影響を及ぼしているかもしれません。仕事に私情は禁物だという意見はごもっともです。しかし、実際は商売の様々な場面で多少なりとも感情が影響を及ぼし、しかもその割合は決して小さくないようです。
たとえ無意識でも感情に左右されるのはお互い様。それを理解した上で商売のやり方を見直すと、自分だけで決着する事柄は思いのほか少ないことに気付くでしょう。つまり商売では、相手にゆだねなくてはならない部分がけっこう多いということです。
経営者の中には、何から何まで自分でコントロールしないと気が済まないタイプの人がいますが、相手にゆだねる部分がある以上、すべてをコントロールするのはなかなか難しいものです。なぜなら人の感情をコントロールするのは、売上げを伸ばすこととはまた別の能力だからです。
また、すべてに全力投球する姿勢は素晴らしいことだと思いますが、自分の「感情」というボールを常に相手に全力投球することが必ずしもよい仕事につながるとは限らないでしょう。
相手の真意を探るためにおどけたふりをしたり、相手に花を持たせるためにあえて7割のところでやめたりといったことが必要な場面も多々あります。相手の感情をコントロールするより、感情の影響力を最小限にとどめる工夫をする。
常に最強で行こうとするより、「今」に最善を尽くす。それがよい仕事につながっていくのではないでしょうか。目の前の仕事や出来事に意識を向けて、今の状況に最も適した判断と行動をすることで、移ろいやすい感情に振り回されることなく、自分自身のブレない軸をしっかり持ち続けていきましょう。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.07.15更新
若者のクルマ離れが進んで若者相手の販売台数が伸び悩んでいる今、メーカーはクルマの「使い道」を提案するCM作りに余念がありません。
カッコイイ走りを見せるのがかつてのCMなら、今は親子で海に行くシチュエーションを設定したり、荷物の多いママに「こんなに収納があって便利ですよ」と呼びかけたり、クルマの使い道を懸命にアピールしています。
販売店でもクルマの使い道を具体的に提案しながら、「このクルマがあると○○できて便利ですよ」「このクルマに乗って○○に行きましょう」などとお客様にイメージさせるのだそうです。
欲しいものを積極的に求める能動型の消費が影を潜めるなか、消費者の興味を引くために企業は様々な工夫をします。使い道の提案はそのひとつでしょう。
何かを連想させることで消費者の背中を押し、消費行動を刺激しようというわけです。
オンライン書店のアマゾンなどは顧客の購入履歴や閲覧履歴から、同じ著者の別の作品や関連性の高い商品などを「おすすめ商品」としてページ内で推薦しています。
これは「レコメンデーション(推薦)機能」と呼ばれ、顧客の検索履歴や購入履歴から次の購入を促そうというサービスです。時と場合によっては煩わしくも感じられますが、何となく気になってお勧め商品をクリックして、「これはいいかも!」とそのまま購入してしまうことは確かにあります。
自分の視点だけでは探し出せなかったものに出会い、意識していなかった自分の欲求に気付く。
レコメンデーション機能は、連想によって気付きを与え、行動させるための新しい消費ツールといったところでしょうか。
物と情報に溢れた現代は「選びきれない」時代ともいえます。商売でも「連想させて背中を押す」方法で、顧客の選択肢に分け入っていく工夫が必要なのかもしれません。
けれどそれはマーケティングうんぬんではなく、突き詰めれば「お客様に喜んでもらえるようどれだけ知恵を絞っているか」ではないでしょうか。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.06.15更新
今では当たり前のように使われている「有言実行」という四字熟語。ご存知のように「言ったことは必ず実行する」という意味で、責任を問う場面などでよく耳にします。
しかし、「有言実行」はもともとの言葉ではなく、「不言実行」から派生した造語のようなものだそうです。不言実行とは、文句や理屈を言わずに黙って「なすべきことをする」こと。
かつて、奥ゆかしさや慎ましさをよしとした時代には、不言実行が美徳とされました。
「古者の、言をこれ出ださざるは、躬(み)の逮(およ)ばざるを恥づればなり」とは孔子の『論語』の一節で、昔の賢者が軽々しく言葉を口にしなかったのは、自分の言葉に実行が追いつかないのを恥としたためであるといった意味でしょうか。
つまり、自分で言ったことを実行できないのは恥だと考えていた孔子は、言葉には慎重であるようにと説いたのです。
軽はずみな言動は恥どころか信用を失います。孔子の言うとおり言葉には慎重でありたいものですが、最近は有言実行の意味合いが「やろうとしていることを口に出す」に変わってきて、不言実行より立派な態度だと見なされる傾向があります。
そのせいか、自分の思いや目標を口にしてアピールすることが、成功の秘訣だという風潮も感じられます。
口ばかりの「有言不実行」に比べたら、約束事を口にして自ら退路を断ち、覚悟をもって行動することは大したものです。
しかし、努力を人に言わず、その姿を見せもせず、人知れず淡々とひたむきに成果を出し、けれど自慢することもなく、それでもなお努力を続けることは、純粋に自分との勝負である分、口に出す以上に強い信念が問われるものです。
気軽に言葉にしないで胸の内に秘めた思いが本物であれば、やがて成熟して実りの時を迎えるでしょう。
そのときあなたの言葉にはさらに重みが増し、振り返ればそこには確かな足跡が刻まれていることだと思います。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.05.15更新
ある会社のA社長は組織というものを「クルマ」に例えていました。
「クルマはエンジンやハンドルやタイヤなど様々な部品の集合体だが、部品だけを集めてもクルマにならない。
各部品がコードでつながってはじめてクルマという完成品ができあがり、ようやく動くようになる。
これは組織も同じだろう」と。
組織には上下関係がありますが、上下の関係だけで成り立っているうちは単なる人の集合体で自主性も協調性も創造性も期待できません。
しかし、上下関係の中にも横のつながりが生まれるとチームとして機能しはじめます。横のつながりとはクルマでいう部品同士をつなげる「コード」のようなもの、すなわち人間関係なのです。
ところが、人間関係にはクルマをつくるような「決められた工程」がありません。相手にも感情があるので、「今から人間関係を結ぼうじゃないか!」「そうしよう!」とはいかないから苦労するのだとA社長は言います。
そこでA社長が心掛けていることは、部下から「この人は信頼できそうだ」と思ってもらえる行動だそうです。基本は小さな約束を守ること。つまり言動の一致です。
「明日の朝電話する」と言ったら翌日の朝一番で電話を入れる。それが小さな用事でも、朝一番で電話する必要性がなくても、約束を守ってもらえると「私はこの人から大事にされている」と感じて、自然と相手に好意を持つものだとか。
心理学的には「信頼」と「好意」は同一次元のポジティブな感情とされており、相手から好意を持ってもらえると信頼関係を築きやすいのだそうです。
「すぐに確認してきます」と言って悠長に歩いて行く人と、その場から急ぎ足で立ち去る人と、どちらが好印象かは比べるまでもありません。
言葉と行動の一致は好意につながります。
好意は「見えないコード」となって人と人を結び、やがて「信頼」というクルマが動き出します。
上下関係だけでも仕事はできますが、そこに人間同士の付き合いがあれば血の通った組織となるのでしょう。
投稿者: 伯税務会計事務所
2014.04.15更新
目標の達成や夢の実現にはプラス思考が大切だと言われます。
成功するためには「成功したイメージを思い描きましょう」とも言われます。物事をポジティブに捉え、明るい未来をイメージするのはよいことだと思いますが、そのプラス思考が成功の足かせになっていたら・・・。ある実験をご紹介しましょう。
心理学者のリチャード・ワイズマン博士は、やる気を高める心理について大規模な調査を行いました。対象者は目標や夢の実現を目指す世界中の人たち5000人以上。
就職、ダイエット、結婚、禁煙など各々が目標を掲げ、調査を開始した当初は大半の人が自分の成功を確信していたようです。
ところが最終的に目標を達成した人はわずか10%でした。
目標達成に向けて「効果があった」と報告された方法で多かったのは、「段階的に着実な計画を立てる」「目標を人に話す」「成功した場合に起こる相乗効果を考える」「小さな目標を達成したら自分にご褒美を与える」「目標達成までの進捗を記録する」でしたが、興味深いのは「効果がなかった」とされた5つの行動です。
1.成功した人物を思い浮かべてやる気を起こす
2.失敗した場合に起きる嫌なことを考える
3.目標達成を邪魔するマイナス要因を頭からしめ出す
4.意志の力に頼る
5.成功者になった素晴らしい自分を思い描く
つまり、プラス思考だけでは物事は改善しないし、成功した自分を思い描いても成功しない。
それどころか逆効果だというわけです。
自分にハッパをかけ、成功者を思い浮かべ、成功した自分の姿をイメージしてきた経営者にはショッキングな調査結果でしょう。
イメージトレーニングの効果はスポーツ選手などが証明していますが、今のイメトレは「成功した自分を思い描く」より「失敗したときにどう対処するか」により重きを置いているようです。
理想は高く、けれど「失敗した場合に起きる嫌なこと」を直視して、さらに次の克服法を具体的に考える。
これがワイズマン博士からの目標達成に向けたアドバイスです。
投稿者: 伯税務会計事務所